斧(おの)とナイフの比較、薪割りにはナイフが断然おすすめな理由【バトニング】

3児の父医師キャンパーのDr.CAMPです!
今回は薪割り、バトニングの道具について解説します!

こんな方におすすめの記事です。

  • キャンプのときの薪割りって必要?
  • 斧とナイフのそれぞれの特徴を知りたい
  • 結局斧とナイフってどっちが薪割りに向いてるの?

キャンプの楽しみといえば、なんといっても焚き火です

炎のゆらめきを見ているだけで心が落ち着いて時間を忘れさせてくれます

そんな焚き火を楽しむ上では薪割りが必須なんですが、薪割り道具に関して解説していきます!

結論から言うと、オススメはナイフです!

薪割りはキャンプに必須の技術だ

前述しましたが、薪割りは焚き火に必要不可欠な技術です

キャンプ場で売っている薪は、通常は腕の太さほどあるり、そのまま使うには太すぎます

なかなか火がつかないし、微妙な火加減調整ができません

焚き火料理をするときなんかは火加減が特に大切で焚き付け用、火加減調整用など、用途に応じていろんなサイズの薪を準備するのがベターです

そこで活躍してくれるのが薪割り道具!

薪をいいサイズに調整することで、より焚き火を楽しむことができるようになります

薪割り道具は大きく分けて2つ、斧とナイフがありますので個人的見解も含めて解説していきます

(他にも鉈(なた)やタガネなんかもありますが今回は割愛)

 斧(おの)

薪割りと聞くとまずは斧を想像する方が多いかもしれませんね

振りかぶって丸太に向かってバッコーンとやるあれです

かくいう私もそのイメージに憧れてハスクバーナの手斧を買って薪割りを楽しんでいました

大きい斧を想像するかもしれませんが、キャンプでは「手斧」という30〜40cmほどのコンパクトサイズの斧を使います

私が使っているのはこちら

手斧界では一番シンプルかつスタンダードなものだと思います

なんか昔より高くなってますね

私が買った時は¥5000くらいだった気がするけど・・・

手斧のメリット

持ってる人が少ない

斧で薪を割っていると、すこしばかり注目されます

特にこどもたちは興味津々でじっと見ていることが多く、ドヤ顔をすることはできますね

所有感は高い

ドヤ顔にも通じますが、持っていることで自分自身のなかに玄人感がでてきます

だからなんなんだという意見もわかりますが、こういう気持ちも大事ですよね?

一発の威力が高い

威力が高いので、うまくいけば一発で薪が割れます

そしてうまく割れた時はとても気持ちいいです

刃が丈夫

斧は刃の部分がとても分厚いので、多少の刃こぼれはあっても、折れてしまうと言うことはありません

そして斧は「切る」ではなく、「割る」道具なので多少の刃こぼれは気にしなくてもいい安心感があります

太い薪、硬い樹類でもOK

薪の太さはキャンプ場によってまちまちで、ときにはとんでもない太さの薪が売られているキャンプ場もあります

ナイフでも端っこから少しづづ頑張れば割れないことはないですが、太い薪の場合は斧の方が簡単です

またクヌギや樫などの広葉樹は硬いので、ナイフでは難しいこともありますが斧では気にせずバコっといけます

手斧のデメリット

重い、でかい

重くて長いので場所をとります

かといって小さい軽いものを選ぶと威力が落ちてしまいます

斧の場合は重さと威力が相関するので、ある程度の重さ、長さが必要なのです

ちなみハスクバーナの手斧は38cm、600gで手斧としては標準的ですが、スノーピークのマルチコンテナMにピッタリでした

薪割りは正直しづらい

斧で薪を割るには、

  1. 薪を地面に立てる
  2. 斧を振り下ろして食い込ませる
  3. 何回か叩きつけて割る

という手順になりますが、薪を立てるというのがまず難しい!!!

よくイメージするのは切り株の上に薪を立ててという感じですが、キャンプ場にはそんなに都合よく切り株なんてありません!

地面の上に立てるんですが、砂利や石で不安定なのですぐに薪が倒れます

これすごくイライラします

狙いを定めるのも難しいですし、しかも薪が細くなればなるほどさらに不安定になるので、焚き付け用の細い薪を作るのはあきらめていました

足に当たりそうで怖い

下手なだけかもしれませんが、振りおろしたときに足が怖いです

空振りした時に足に当たると大ケガをするので注意が必要です

ここでも地面の不安定さ、薪を立たせる難しさが効いてきます

あと、すっぽ抜けにも要注意ですね

危なくてまだこどもたちには使わせられません

割れた薪が吹っ飛んでいく

斧で薪を割るのはたしかに気持ちいい

​ けれど、きれいに決まったときほど割れた薪は左右に吹っ飛んでいきます

​ とうことは、また拾ってこないといけないわけです

​ これは正直面倒くさいです

ナイフ

一方、ナイフで薪割りすることをバトニング(batoning)といいます

ナイフで薪なんて割れるの?

意外と簡単だよ

むしろ斧より簡単でオススメ!

手順としては

  1. 割りたい位置にナイフを当てる
  2. ナイフを上から別の薪で叩いていく
  3. 刃が入って薪が割れたらナイフをひねって裂く

こんな感じ

私もやってみるまでは半信半疑でしたが、バトニングはやってみると意外に簡単です

ナイフのメリット

汎用性が高い

薪割りだけでなく、料理やブッシュクラフトなど様々な用途で活躍してくれます フェザースティックを作る時にも便利ですね

コンパクトかつ軽量

斧に比べるとかなり軽量かつコンパクトです アウトドア剣鉈の場合、220g

上からハスクバーナの手斧、トヨクニの土佐アウトドア剣鉈、オピネルのエクスプローラー#12

薪割り(バトニング)が快適

薪に刃を当ててからトントンと叩いていくので、地面が不安定でも大丈夫 バトニングは場所を選びません また、割った薪が飛んでいかないので、その場から動かずに薪割りを続けることができます これがポイントで、作業に集中できます

斧に比べて安全

斧とちがってふりかぶったりすることもないので、比較的安全にバトニングすることができます

すっぽ抜ける心配もないので、ケガのリスクは斧に比べるとかなり低いと思います

細かい調整が可能

刃を当ててから割っていくので細かい調整が可能 思い通りのサイズの薪をつくることができます

ナイフのデメリット

手荒に扱うと折れてしまう

ナイフは斧に比べると刃が薄いので、手荒に扱うと刃が折れることがあります

軸に合わせてまっすぐ叩くことが重要です

刃厚は5mm程度あれば安心ですが、刃が薄いものは要注意

また、クヌギや樫などの硬い薪は欲張らずに少しづつ割るようにして、節の部分は避けましょう

刃こぼれの原因にもなります

太すぎる薪は無理 

刃渡り10-15cmは必要

ナイフの剣先が薪から飛び出している必要があるので、ある程度の刃長が必要です

10cm以上あればさほど問題にはならないと思います

ナイフを選ぶ際の注意点

バトニングにはナイフにけっこうな負荷がかかるので、弱いものだと折れてしまいます

トヨクニHPより引用

オピネルなどのフォールディングナイフでバトニングをするとすぐに壊れてしまうので、できれば刀身が根元まで入っているフルタングのものを選びましょう

私はトヨクニの土佐アウトドア剣鉈を使っています

この見た目、男心をくすぐるでしょう?

実はこれフルタングではなくてブラインドタングなのですが、問題なくバトニングできています

刃長:120mm

刃厚:4.5mm

形状:コンベックス(ハマグリ刃)

素材:青紙2号

重量:220g

山秀ブログさんより引用

ナイフには刃の断面形状も色々とあって、バトニングに適した形状はコンベックス(ハマグリ刃)やスカンジです

刃先の角度が鈍いので、刃が食い込まずに薪を裂いていってくれます

コンベックスは骨から肉を削ぐときにも骨に食い込まずに骨に沿って滑るように刃が入ります

ゆくゆくは狩猟時のハンティングナイフとしても使いたかったので私は土佐アウトドア剣鉈にしました

ちなみにコンベックスはフェザースティックを作るのにも向いてます

刀身の仕様や持ち手のチェッカー加工、ツバの材質など色々とカスタマイズが可能でお気に入りの一本が作れるのでオススメです

私はふるさと納税でゲットしました

まとめ

今回は斧とナイフの薪割りについて解説しましたが、どちらも一長一短あってドラクエでいうと武闘家(斧)と戦士(ナイフ)みたいな感じですかね

攻撃力が高く、会心率も高いが、防御力は低い武闘家タイプの斧 

攻撃、防御をオールマイティーにこなす戦士タイプのナイフ

斧できれいに割れたときは、まさに会心の一撃という感じで爽快感は最高です

斧一本で大丈夫な方も多くいると思います

ただやっぱりどちらか一本だけとなると私は断然ナイフをオススメします!

汎用性が高いし、薪割りが非常に楽、便利さをとってナイフに落ち着いたという感じですね

ナイフを使い始めたら斧には戻れなくなってしまいました

どちらも試してもらって決めてるのが一番だとは思いますが、どちらも試せないよという方にとって少しでもお役に立てれば嬉しいです

自分に合うスタイルを見つけて薪割り、焚き火を楽しでいきましょう!

皆さんのキャンプライフがより豊かになりますように

それでは!

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